ニキビ痕は治らない? [美容]
ニキビ痕は大きく分けると以下の3種類になり、お手入れの方法や治療法も異なります。
①赤みが残るタイプ
②シミになるタイプ
③陥没(かんぼつ)
①は、ニキビができて、ぽつんと赤くなり、中身が出て平らになったのに赤みがいつまでも消えないタイプです。
これは、放置しても3~5年くらいで自然に治ることが多いのですが、「いつまでもニキビ肌っぽく見えてイヤ」とい
う人が多いものです。早く治したい場合は、ビタミンC誘導体の化粧水が有効です。またビタミンCのイオン導入
をしたり、ピーリングと組み合わせると、より効果的です。なお、ビタミンCの内服はほとんど効きません。
②のシミになるタイプは、いわゆる炎症性色素沈着を起こしているのです。一生残ることはなく、年単位で薄くな
ってはいきますが、早く消したい場合はピーリングが非常に効果的です。美白化粧品も効果がありますが、ピー
リングと組み合わせたほうがよいです。ニキビ痕のシミの上から日焼けすると、消えにくくなるので、紫外線には
要注意。
③の陥没は、いわゆるクレーターで、いちばんやっかいなものです。これは毛穴の構造そのものがなくなってし
まった状態ですので、どうやっても完全には戻りません。機械やレーザーでけずって平らにするという治療もあり
ますが、術後に赤くなったりして、半年くらいは普通に外出できなくなります。そこまでしたくないという場合は、
ピーリングが一番おすすめです。ピーリングを繰り返し行うと、真皮のコラーゲンが増えるので、凹凸を浅くするこ
とができます。ただし、自宅で行うピーリングでは、あまり強いものは使えないので、陥没までは治せません。美
容皮膚科で行うピーリングに通う必要があります。月に1~2回の通院で、合計10回くらいが目安。10回以上行
うと、かなり改善できることが多いです。費用は1回あたり1万円前後が目安です。IPLなどの光を使ったレーザ
ーのような治療も行われていますが、費用は高額(30万円程度から)です。
ニキビ痕にお困りの方は参考にしてみてください。
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